岡山にただいまして少し経ったけど1週間くらいは疲れでだらっとしていた。大阪の展示は体力的にかなりきつかったんだなあと終わってから認識。でもまたしたいなあともやっぱり思うんだなあ。
一昨日くらいからまた制作再開したけど今日は林源十郎商店の倉敷意匠アチブランチへ作品を取りに。ユカワアツコさんの引き出しに鳥を描いた作品をお迎えしました。
そしてぶらっとギャラリー倉敷へ。今は常設展示が見られます。自分の切り絵も一点、飾られております。
いつもギャラリー倉敷に行くには大原美術館の横の道を通っていくんだけれどその途中に「スペースみき」で絞り染めの展示をしていました。それがもう、半端なかった。京都絞り工芸館の方が来ていてちょこちょこお話してくれました。北斎の浮世絵を絞りで再現した作品は勿論すごかったのですが、撮影させていただいた反物が本当やばいすごかった。麻の葉模様、いや作り方は理解できるんだけど、これ全部手作業で糸結んで結んで結んで柄を作っていると思うとやはり理解の範疇を超える。意味が分からない。そして出来上がったものが素晴らしくかっこいい。欲しい。普通に欲しかった。印鑑ケースだけ買いました。絞りの着物とか、今までそこまで特別な興味はなかったけどこの布で羽織とか欲しいもんな。絶対格好いいもんな。それと同時に糸結んで結んで結んでの作業も気になる。絶対自分、好きなやつだと思う。京都絞り工芸館で体験とかもやってるらしいのでどっかのタイミングで行きたいなあと思いました。
展示は明日10/21㈯10:00-16:00までです。スペースみきです。ガチでリアルに必見です。
これまでも着物をほどいて作ってもらった上着や羽織を着ていたけれどもっと増やしたいなあと思った。絞りの技術は昔の職人さんが圧倒的らしく、確かに見せてもらったら圧倒的だった。圧倒的仕事量、圧倒的密度、圧倒的クオリティ。本当にすごいから見てほしい。こんな魅力的な布ある?って感じ。着物はすごいなあ。正直現代社会的にも個人的にも完全なカタチでの「着物」の需要はほぼない。でも個人的にはかなり好きなので私服として着れる範囲で着てるって感じなんだけれど今回はこう、再度そういうものに惹きこまれた日でした。伝統工芸はいいぞ。伝統工芸すき。